「上有政策,下有対策」(shàng yǒu zhèngcè, xià yǒu duìcè)
中国には「上有政策,下有対策(shàng yǒu zhèngcè, xià yǒu duìcè)」は、中国語のことわざで、かなりよく使われます。
意味
上(政府・上司)がルールや政策を出すと、下(現場・民衆)はそれに対抗する方法を考える
→ つまり
👉「ルールができても、それをかいくぐる手段方法が必ず生まれる」
ニュアンス
- 少し皮肉っぽい
- 現場の“したたかさ”や“抜け道探し”を表す
- 完全に悪い意味だけでなく「現実的な知恵」という側面もある
日本語に近い表現
- 「上に政策あれば下に対策あり」
- 「抜け道は必ず見つかる」
- 「いたちごっこ」
使い方(例)
- 新しい規制ができたとき
→「また上有政策下有対策になるだろうね」 - 会社のルールが厳しくなったとき
→「現場は別のやり方を考えるよ、まさにこれだね」
私が実際の体験した例
中国の博物館
私が以前とある中国の歴史的な博物館に行った時のことですが、館内は「撮影禁止」と明確に看板を立てた上、警備員も常駐した厳格な監視体制であり、日本人であれば通常多くの方がルールに従うことでしょう。しかし、ここ中国は違います!
なんと!多くの来館者が堂々とパシャパシャと写真撮りまくっているんです!!
厳格なルールがあっても、黙認され得る、「これが中国なんだな」と感じました。
台湾の銀行
台湾の一部の銀行、特に農業系の銀行では、営業時間外でも柔軟に対応してもらえたことがありました。
入口にはしっかり営業時間が表示されているのに、自動ドアは普通に開いていて、中に入ると行員の方が「その程度のことなら対応しますよ」といった感じで受け付けてくれたのです。
さらに、こちらが日本人だと分かると、親切にも果物までいただいたことがありました。
日本ではなかなか体験しないような温かい対応で、台湾ならではの人の優しさを強く感じた出来事でした。
中国人はメンツ(面子)を重んじる
飲み会で突然差し出されたタバコ
ある日、会社の同僚たちと飲み会へ行った時のことです。
みんなでテーブルを囲んでワイワイしていると、向かいに座っていた同僚が、ポケットからタバコを取り出しました。
すると、そのままスッと私の前へ。
「どうぞ」という感じで差し出してきたのです。
ですが、私はタバコを吸いません。
そのため、普通に
「私、タバコ吸わないので」
と断りました。
すると――
隣に座っていた同僚が、少し焦ったような顔で小声で言ってきたのです。
「吸わなくてもいいから、とりあえず受け取れ」
さらに机の端を指差して、
「そこに置いておけばええねん」
という風な感じで言われました。
当時の私は、
「え? 吸わないのに受け取るの?」
とかなり不思議でした。
大事なのは「吸うかどうか」ではなかった
後から聞いた話ですが、中国では、自分がタバコを吸う時、まず周囲の人へ勧めるのが礼儀なのだそうです。
つまり、相手は「タバコを吸わせたい」のではなく、
「あなたを大切にしていますよ」
という気持ちを表していたわけです。
だから、その場で真正面から断ってしまうと、相手によっては
「好意を拒否された」
と感じる場合があるそうです。
もちろん、絶対に断ってはいけないというわけではありません。
ただ、中国では“相手の顔を立てる”という感覚がとても大切にされているのです。
なので、
- とりあえず受け取る
- 吸わなければ机に置いておく
- あとでそっと返す
こういう対応が自然なのだとか。
実際に現地で生活してみないと分からない文化でした。
親友になるまでの時間が短い
台湾では「3回会えば親友」!? 日本との距離感の違いに驚いた話
台湾人の友達から、こんな話を聞いたことがあります。
台湾では、人と親しくなるまでのスピードがとても早いそうです。
その友達いわく、
- 1度目は「初対面」
- 2度目は「友達」
- 3度目は「親友」
という感覚なのだとか。
最初に聞いた時は、
「さすがにそれは大げさでは…?」
と思いました。
ですが、実際に台湾へ行ってみると、
「ああ、確かにそうかもしれない」
と感じる場面が何度もあったのです。
台湾人は知らない人にも普通に話しかける
例えば、台湾人の友達と一緒にバス停で待っていた時のことです。
すると友達は、先に並んで待っていた全く知らない人に対して、
「どれくらい前から待っているんですか?」
と、ごく自然に話しかけたのです。
しかも、相手も普通に会話を返していました。
日本だと、知らない人へ突然話しかけるのは少し勇気がいりますよね。
ですが台湾では、こうした光景がわりと普通に見られます。
もちろん全員がそうというわけではありませんが、台湾は全体的に人との距離感が近く、フレンドリーな人が多い印象があります。
「人間関係がラフ」な台湾
台湾で生活して感じたのは、
「人間関係がいい意味でラフ」
ということでした。
日本のように、
- 空気を読みすぎる
- 相手との距離感を慎重に測る
- まずは様子を見る
というより、
「とりあえず話してみよう」
という空気感が強いように感じます。
そのため、初対面でもすぐ仲良くなることが多いのかもしれません。
台湾人から見る日本人の印象
逆に、台湾人が日本へ来ると、日本人の距離感に驚くそうです。
台湾人の友達も、
「日本人はちょっと冷たく感じる時がある」
と言っていました。
もちろん、日本人が本当に冷たいわけではありません。
ただ、日本では、
- 相手に迷惑をかけない
- 必要以上に踏み込まない
- 他人に気軽に話しかけない
という文化が強いため、その違いに戸惑うのだと思います。
同じアジアでもこんなに違う
日本と台湾は、地理的にも近く、親日的な国として知られています。
ですが、実際に現地で生活してみると、人との距離感やコミュニケーションの取り方にはかなり違いがあります。
こういう文化の違いを知ると、海外生活は本当に面白いですね。
そして、台湾のあの「人懐っこさ」は、今でもとても印象に残っています。



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